一般的な質問

マリヤ®は、インスリン製剤のフレックスタッチ®に取り付けることができるスマートセンサー(非医療機器)です。マリヤ®では、以下のことが可能です。

– 注入ボタンを押したときの設定単位数を記録する- 注入ボタンを押したときの日付と時間を記録する


– スマートフォンとBluetooth®で接続し、注入ボタンを押したときの設定単位数、時間、日付などの情報をスマートフォンの対応モバイルアプリケーションに送信する

 

はい、複数種のインスリン製剤で治療を行う際に、それら各々のインスリン製剤がマリヤ®が使用可能なタイプ(フレックスタッチ®)であれば、複数のマリヤ®を使用することが可能です。

1個のマリヤ®を1つのフレックスタッチ®に使用してください。 複数のフレックスタッチ®を使用する場合、1つのマリヤ®を複数のフレックスタッチ®に使用しないでください。

できません。1つのマリヤ®の記録は1つの対応モバイルアプリケーションとのみペアリングが可能となっています。もしペアリング先の対応モバイルアプリケーションを変更したい際は、マリヤ®のリセットを行い、再度ペアリングの操作をすることで可能となります。

必要ありません。ただ使用する前に主治医に相談されることをお勧めいたします。

技術的な質問

初回使用時は、状況を問わずまずは10分間の充電をお願いいたします。その後にペアリングに進んでください。なお、充電が完了するには最大2時間かかります。

バッテリー残量が少なくなった際には信号灯が橙色に点灯します(対応モバイルアプリケーション上でも、バッテリー残量の確認が可能です)。その際は、速やかにバッテリーの充電を行ってください。(約2時間の充電)

使用頻度にもよりますが、1日3-4回注射の場合では週に1回の充電が必要となると考えられます。

取扱説明書に基づき適正に管理・ご使用いただいた場合は、製造後2年間は使用可能です。

はい。2単位以内に投与量を設定して注入ボタンを押した場合に空打ちとして認識されます。その後、続けて2分以内に実際にインスリンを投与された場合、最初の記録が空打ちと記録されます。

実際の投与量と記録に1単位程度の誤差が生じることがあります。必要に応じて、対応モバイルアプリケーション内で修正を行ってください。

いいえ、ご使用中のインスリン製剤(フレックスタッチ®)を使い切るまでは装着したままでご使用ください

はい、問題ございません。ただ、冷蔵庫内においても、凍結を生じうるような場所での保管とならないようご注意ください。

マリヤ®の使用条件:2~35℃

使用開始後のインスリン製剤の保管:冷蔵庫(2~8℃)もしくは室温(30℃以下)

マリヤ®がUSB充電ケーブルに接続されていないことを確認したうえで、軽く湿らせた糸くずの出ない布で、マイクロUSBポートを濡らさないように注意しながら本体を拭いてください。必要に応じて、少量の中性洗剤を用いることも可能です。最後に、 柔らかい布で表面を拭いて乾かしてください。
マリヤ®は防水仕様ではありません。特にマイクロUSBポートは濡らさないようご注意ください。
外部から機械的な衝撃(打撃、落下など)や過度のストレスを与えると、本機の故障の原因となることがあります。作動しないなど故障した場合は、マリヤ®を使用せず、インスリン製剤で治療を続けてください。
マリヤ®の使用温度は2℃~35℃です。 マリヤ®が長期間にわたり高温下に置かれた場合、内部部品に異常が発生し、設定単位数よりも多くアプリケーションに表示される可能性がございますので、取扱説明書に記載されている使用条件に従ってください。

安全性・機密性について

インスリン投与の記録は、マリヤ®内に保存されます。マリヤ®は保存されたインスリン投与の記録の破損を防ぐための機能を備えています。

使用患者さんだけが対応モバイルアプリケーションに転送されたインスリン投与の記録にアクセス可能であり、そのインスリン投与の記録を家族・医療従事者などに共有するかしないかを選択可能です。

直近100回のインスリン投与の記録の保持が可能です。ただ、リセット操作を行うことでそれらは削除可能です。

必須ではありません。また、対応モバイルアプリケーション上で同意いただいた後でもいつでもその投与記録を(対応モバイルアプリケーション上で)削除することが可能です。

モバイルアプリケーション

H2株式会社の »シンクへルス »を用いての使用が可能です

スマートフォンにて対応モバイルアプリケーションをダウンロード後、Bluetooth®をONにしてマリヤ®とペアリングします。詳細は取扱説明書をご確認ください。
患者さん自身のマリヤ®をペアリングしているスマートフォンと近づけた際に、(マリヤ®が起動しておりかつ、対応モバイルアプリケーションが起動され、スマートフォンのBluetooth®の接続もされていれば)同期が自動的にとられます。
注射ごとのマリヤ®の接続は不要です。患者さん自身のマリヤ®をペアリングしているスマートフォンと近づけた際に、(マリヤ®が起動しておりかつ、対応モバイルアプリケーションが起動され、スマートフォンのBluetooth®の接続もされていれば)同期が自動的にとられます。
できません。1つのマリヤ®の記録は1つの対応モバイルアプリケーションとのみペアリングが可能となっています。もしペアリング先の対応モバイルアプリケーションを変更したい際は、マリヤ®のリセットを行い、再度ペアリングの操作をすることで可能となります。